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大会成績

第12回

全国水産・海洋高等学校カッターレース大会




期  日:平成22年7月22・23日
会  場:
県立三谷水産高校




参加校


愛知県立三谷水産高等学校

愛媛県立宇和島水産高等学校

京都府立海洋高等学校

国立館山海上技術学校

国立口之津海上技術学校

新潟県立海洋高等学校

青森県立八戸水産高等学校

静岡県立焼津水産高等学校

石川県立能登北辰高等学校

千葉県立館山総合高等学校

長崎県立長崎鶴洋高等学校

東京都立大島海洋国際高等学校

福岡県立水産高等学校





第12回全国水産・海洋高等学校カッターレース大会報告 (事務局 古莊雅生)



7月22日(木曜日)14時 風向 South   風力 5 風速8~10m/s 波高50cm
蒲郡駅南口から徒歩5分の竹島埠頭西側の蒲郡港内500メートル回頭3コース、三谷水産高校2艇、焼津水産高校1艇を使用。

強風下、各レーススタートの調整に手間取った点は、今後の操艇技量向上が課題である。また、35℃を越える炎天下、食中毒注意報や熱中症対策のため、学校PTAによる見学者への飲み物サービスや冷たいおしぼりのおもてなしは大会を関係者全員で盛り上げようとする意気込みが感じられた。


7月23日(金曜日)10時 風向 South   風力2  風速3m/s 波高10cm
準決勝第1レースは09時30分スタートの予定がやや遅れて09時45分にスタートした。京都海洋は、昨日のバラバラな漕ぎが一変し昨年の優勝校らしく見事なレース展開をしたが、地元三谷水産のピッチ漕法に軍配が上がった。国立館山を含めた3チームは、全チームが5分台という決勝戦にも似て白熱したレース展開を見せて、見学者の興奮も高まった。

準決勝第2レースは、スタート後の接戦が回頭まで続いたが、回頭後に持ち前のロングストローク漕法の特徴を生かした福岡水産が制した。宇和島水産は、前半の好漕法を維持できずレース後半にキャッチのタイミングが大きくずれてしまった点は残念であった。新潟海洋も健闘したが、やや迫力に欠ける漕ぎは今後の練習成果を期待したい。

準決勝第3レースは、国立口之津がキャッチを深く決めるストローク漕法で焼津水産と長崎鶴洋を下した。長崎鶴洋と焼津水産はともに、回頭が大きく膨らんだ点が残念。

決勝戦は、福岡県立水産高等学校(1コース)、愛知県立三谷水産高等学校(2コース)、国立口之津海上技術学校(3コース)の3校勝負。準決勝第3レース終了45分後の11時45分からの予定としたがやや遅れて、11時50分のスタートとなった。スタート後のスパートでは国立口之津がややリードしたものの徐々に呼吸の合ったピッチの三谷水産が追い越し、トップで回頭。キャッチはやや浅いものの、その後も安定した漕法と地元開催という多数の応援を得て優勝の栄冠を掴んだ。準優勝の国立口之津は、深めのキャッチとローピッチ・ロングストローク漕法で、準決勝後45分という競技間隔の短さからは想像できないほどの回復力を見せて堂々の準優勝。第3位の福岡水産は、 6分前後の安定した漕力があり、

冬季のランニングによるスタミナ養成とスクワット(体重を負荷とした脚の屈伸と伸脚)練習を取り入れれば来季の優勝も夢ではない。


 総じて、決勝戦に進出できなかったチームも含めて、5~6校はほぼ横並びの実力があり、どの高校にも優勝の可能性が大きいと言える。特に、昨年優勝した京都海洋について、予選の漕ぎと準決勝の漕ぎの大きな違いを見て、どのチームにも大化けする可能性のあることを実感した。さらに、キャッチ⇒ストローク⇒フィニッシュ⇒リターンという漕法の基本を忠実に、一糸乱れぬ艇員のオールさばきと風向・流向を把握した艇長の針路(舵)取り、加えて艇指揮のリーターシップが必要とされる点は、すべてのカッター競技に共通することであろう。第1回戦、敗者復活戦、準決勝、決勝のレース結果は以下のとおり。 

http://www.miyasuisan-h.aichi-c.ed.jp/cutter22/kekka.html (三谷水産高校)



7月22日(木)

時刻 種目 コース 校名 着順 タイム

10:00 第1回戦
Aレース 1  国立館山海上技術学校 1 5分58秒07
2  新潟県立海洋高等学校 2 6分11秒48

10:30 第1回戦
Bレース 1  千葉県立館山総合高等学校 3 6分17秒62
2  愛媛県立宇和島水産高等学校 2 6分00秒23
3  愛知県立三谷水産高等学校 1 5分44秒97

11:00 第1回戦
Cレース 1  東京都立大島海洋国際高等学校 3 6分58秒29
2  青森県立八戸水産高等学校 2 6分23秒15
3  福岡県立水産高等学校 1 6分01秒52
11:30 第1回戦
Dレース 1  静岡県立焼津水産高等学校 1 5分58秒62
2  国立口之津海上技術学校 2 6分00秒47
3  石川県立能登北辰高等学校 3 7分13秒20

12:00 第1回戦
Eレース 1  長崎県立長崎鶴洋高等学校 1 5分59秒28
2  京都府立海洋高等学校 2 6分17秒59
14:00 敗者復活戦
Fレース 1  京都府立海洋高等学校 1 6分18秒42
2  青森県立八戸水産高等学校 2 6分30秒59

14:30 敗者復活戦
Gレース 1  千葉県立館山総合高等学校 2 6分23秒97
2  石川県立能登北辰高等学校 3 7分45秒94
3  新潟県立海洋高等学校 1 6分23秒20

15:00 敗者復活戦
Hレース 1  国立口之津海上技術学校 (※) 2 6分08秒08
2  東京都立大島海洋国際高等学校 3 6分43秒41
3  愛媛県立宇和島水産高等学校 1 6分01秒00
※敗者復活のタイム順により準決勝進出



7月23日(金)

09:40 準決勝戦

Iレース 2   国立館山海上技術学校   3      5分57秒38
3   京都府立海洋高等学校   2      5分55秒25
1   愛知県立三谷水産高等学校   1      5分51秒98

10:15 準決勝戦
Jレース 3   福岡県立水産高等学校   1      5分57秒01
2   新潟県立海洋高等学校   3      6分18秒15
1   愛媛県立宇和島水産高等学校   2      6分07秒00

10:55 準決勝戦
Kレース 2   静岡県立焼津水産高等学校   2      5分58秒94
1   長崎県立長崎鶴洋高等学校   3      6分00秒54
3   国立口之津海上技術学校   1      5分53秒39

11:45 決勝戦
Lレース 2   愛知県立三谷水産高等学校   優勝   5分53秒78
1   福岡県立水産高等学校  第3位   6分00秒05
3   国立口之津海上技術学校  準優勝   5分58秒54


12:20 閉     会     式



愛知県立三谷水産高等学校 〒443-0021 愛知県蒲郡市三谷町水神町通2番地1
電話(0533)69-2265 FAX(0533)67-7699






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